未来にのぞむ領域

未来にのぞむ領域

環境配慮設計(ZEB)。コンピューテーショナルデザイン。電気設計(照明計画)。
「設計×テクノロジー」で未来を切り拓いていく松田平田設計が注目する最先端の3領域をご紹介します。

電気設計照明計画

あらゆる建物に、命を吹き込む仕事です。

どんなに優れた建物も、電気がなければただの箱です。文字通り建物にとって生命線ともいえる電気の制御を一手に担うのが、電気設計部の役割になります。何より大切なのは24時間365日、常に電気を安定供給すること。病院やデータセンターといった施設では、停電どころか一瞬の電圧低下さえも命取りです。UPSと発電機を組み合わせるなど何重にも策を講じて、あらゆる不測の自体に備えます。責任重大ですが、その分やりがいも大きな仕事です。

縁の下の力持ちのように見えますが、目に見えて華やかな仕事を手がけることもあります。たとえば建物を彩る照明設備。特に横浜の日産スタジアムのような競技場のナイター設備は私たちの十八番です。これら施設では「オリンピック放送機構による水準」を満足させる世界最高峰の照明が求められます。技術者として、これほど腕が鳴る仕事はありません。ほかだとボートレース下関、ボートレース大村のナイター照明も手がけました。水面の反射なども計算しなければならないハイレベルな仕事です。このときは3DCGを駆使してシミュレーションを行った上で、ドローンを飛ばして上空からも明るさをチェック。その上で選手に何度も試走してもらい、最終的には職人の手作業でライトを微調整して完成へとこぎ着けました。

最先端の技術から職人技まで、幅広い手段や知識を手にしないと務まらないのが松田平田の電気設計です。ここでは常に貪欲に学び続ける姿勢が求められますが、新しいことに挑戦し続けたい好奇心旺盛な人間にとって、これほど面白い仕事はないと思います。

環境設計部
林 宗寿

コンピューテーショナルデザイン

未だ無限の可能性を求めて、学び続ける姿勢が求められる分野。

コンピュテーショナルデザインとは、コンピュータープログラムを利用した設計手法の総称です。例えば、プログラムを利用し自動で試行を繰り返すことで、最適な空間構成を見出したり、最適な部材サイズを導き出す手法のことです。パラメトリックに導き出された案の中から、建物コストや環境指標などの目的に、より合致した案を設計者が選択し決定していきます。これまで時間をかけてきた手作業が少なくなり、設計者はより多くの時間をクリエイティブなプロセスに充てられるようになるのが利点です。

当社がこれを利用したケースを上げると、ひとつには映画館。全利用者が快適に映画を楽しめるよう、最適な客席の段数と高さを導き出しました。その他にも体育館屋根を構成する梁サイズを最小化するような屋根形状を導き出したりしました。

コンピュテーショナルデザインは、利用すること自体は珍しいことではなくなりつつあります。しかし、利用の仕方にはまだまだ創意工夫の余地があり、今後現れるであろう新たな技術も取り込みながら、今後も発展し続けていく分野です。技術更新の早いこうした分野への取り組みは、それを学び続ける姿勢が最も大切であると考えています。ベテラン、若手の区別なく、新しい分野へ挑戦し学び続ける気概のある人が求められています。私は構造設計部に所属していますが、プログラミングの知識を生かしながら、構造設計の枠を超えた提案を出来るよう日々、挑戦と学びを意識しながら業務を行っています。コンピュテーショナルデザインは意匠、構造、環境といった枠組みを超えた提案力も求められる分野であると感じています。

構造設計部
柳沼 大樹
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