日本のラグビー文化の発展に捧ぐ。
2020 |2019.11.06

日本のラグビー文化の発展に捧ぐ。

ラグビーやサッカーの頂上決戦にふさわしいスタジアムとは─。
日本で開催されたラグビーワールドカップの決勝戦で、
7万人を超えるファンを熱狂させたことが記憶に新しい、横浜国際総合競技場の今に迫ります。

感動のゲームには、
ワールドクラスの舞台が欠かせない。

松田平田設計 設計チーム

7万人を超えるラグビーファンを熱狂させた。

1997年に横浜国体を開催するために。2002年のFIFA ワールドカップの会場に選ばれるために。これらを目指して竣工したのが横浜国際総合競技場です。竣工から20年以上を経た今年2019年には、日本で開催されたラグビーワールドカップの決勝の舞台にも選ばれ、多くの興奮と感動を生んだことは記憶に新しいと思います。

松田平田設計は、この横浜国際総合競技場とラグビー専門スタジアムである熊谷ラグビー場を手がけるなかでラグビーを研究し、本ワールドカップを下支えしてまいりました。横浜国際競技場では、決勝戦を含め7試合、熊谷ラグビー場では3試合、計10試合を開催。決勝戦には7万人を超えるラグビーファンが、スタジアムへと足を運ぶほどの盛り上がりを見せました。

高床式の競技場は、大雨の影響をもろともしない。

ラグビーワールドカップ2019の開催期間中には、台風19号による大雨の影響で、日本各地で河川の氾濫が相次ぎました。そんな最中、横浜国際総合競技場で予定していた「日本対スコットランド戦」も開催が危ぶまれることに。このゲームは、日本にとって決勝トーナメント初進出がかかった大一番です。

ところが、神奈川県を流れる鶴見川に隣接する本スタジアムに設けられた遊水地は、鶴見川の氾濫を防ぎ、地域と流域の安全を守っただけでなく、試合を開催へと導きました。これは遊水池となる公園に設けられた人工地盤の上にスタジアムが計画された結果で、この施設ならでは。1000本以上の柱で支えられた高床式の競技場の下には94万立方メートルの水を引き込んだといいます。


世界初のトリプルファイナルの舞台にふさわしい設備を。

竣工からの20年間には、各種大会のレギュレーションは大きく変わりましたが、私たちは常に施設の利用者に寄り添いながら、改修にも取り組んできました。直近のケースでは、照明設備の全面改修が上げられます。これを経てオリンピック水準の照明を備える運びとなりました。

2020年の東京オリンピックでは、男子サッカー決勝戦の開催も予定されている本スタジアム。ラグビーワールドカップの決勝戦、サッカーワールドカップの決勝戦、オリンピックの決勝戦、3つの決勝が執り行われた世界初の「Triple Final」の舞台となる予定です。

決勝戦にふさわしい規模、品格、設備を整えた横浜国際総合競技場。ゲームの臨場感を間近に感じられる熊谷ラグビー場。今後もスタジアムをはじめとした施設の設計を通じて、ラグビーをはじめとしたスポーツ文化の発展に、私たちは積極的に寄与してまいります。


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