りそなコエドテラス

埼玉県 川越市

りそなコエドテラスは、埼玉りそな銀行旧川越支店を保存し、次世代の産業創出や地域活性化の拠点として再生した建築です。
埼玉県第一号の国指定登録有形文化財(1918年完成の旧八十五銀行本店本館)であり、現存する外観は維持保全し、増築により隠れていた外壁は改めて表出することで景観を再生した。一番街に面する増築棟は、外観を一新して蔵の町の景観との調和を図ったうえで路地や屋上テラスを新設し、町から人の流れを引き込むことで、建物内外の繋がりを創出した。
建物内部は仕上材で隠れていたアーチスラブやレンガ壁、漆喰仕上の梁等を現しとし、スケルトン空間とした。そこに飲食店舗やコワーキングスペースを挿入することで、歴史の積み重ねを感じながら過ごすことができる空間とした。
駐車場であった外構は、蔵の街の中心にありながら、蔵の街随一の広さを誇る敷地特性を生かし、街に開いた多目的な広場として再生した。

構造/規模
SRC造、RC造、/地下1階、地上5階
延床面積
1,620㎡
竣工年月
2024年 4月
受賞歴
  • 2024年12月 かわごえ都市景観表彰 都市景観賞
共同設計
NEXT/m

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