大和地所レジデンス虎ノ門ビル

東京都港区

虎ノ門ヒルズを北西に臨むオフィスビルである。敷地が面する愛宕下通りは都市計画道路で拡幅整備の予定があり、建物は都市計画道路を避けた位置で積層した。平面計画では共用部の最小化と階段やPS、DSの外部化により、専有部の最大床を獲得し、コーナーの柱を抜くことで室内の有効率と開放性を高める計画とした。
オフィスビルでありながら住宅の要素を取り入れ、メインファサードに延長38メートルの出窓を計画した。室内ではベンチとなるようデザインし窓辺に賑わいを誘いながら、床面積から除外されるため賃貸オフィスとしての有用性も高めた。出窓はコ型断面のPC 版の小口にアルミサッシを取り付けるディテールとし、延焼のおそれのある部分には室内側に防火設備のスチールサッシを設け、シャープで繊細な外観とした。

構造/規模
S造、SRC造 / 地下1階 地上13階
延床面積
8,087
竣工年月
2023年 1月

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