鹿児島市役所本庁舎西別館

Kagoshima City Hall Annex
鹿児島県鹿児島市

鹿児島の地域特性に配慮し、既存の市役所本庁舎本館との調和を図った庁舎

議場を含む鹿児島市役所庁舎の計画。国の登録有形文化財である市役所本館のデザイン(縦リブ、タイル)を尊重し、外観にそのモチーフを取り入れ、外装のタイルの色調を調和させた。また、鹿児島の地域特性への配慮として、強い日射への対策に縦リブ、ライトシェルフを設置。桜島の降灰対策として腰壁、ライトシェルフを斜めに傾けた形状としている。これらのデザイン要素により、建物全体に深い陰影がつき、モダンで重厚感のある鹿児島にふさわしい庁舎の外観となっている。
内部は中央階段・議場を中心に周囲をフレキシブルな執務スペースが囲む平面構成としている。中央階段はペントハウスから1階まで続く吹き抜けと一体になっており、屋上からの採光スペースを兼ねている。議場は薩摩切子をモチーフとした光天井と、木質化した内装により、風格あり、同時に親しみの持てる空間デザインとした。

構造/規模
SRC造、一部S造 / 地下1階、地上4階
延床面積
10,868㎡
竣工年月
2015年3月

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