三木市消防庁舎

各種訓練の見学や体験が行いやすい、市民に開かれた施設

災害活動拠点という消防署の基本的機能を満足しながら、市民への火災・災害予防啓発に力を入れた、市民参加型の消防庁舎を目指した。
　車庫は敷地出入口に近い北側に配置し、前面道路及び訓練スペースの2方向出動が可能な計画としている。消防活動を身近に感じられる「ふれあい広場」を庁舎前に設け、広場に面して訓練施設を配置することで、各種訓練の見学や体験が行いやすい、市民に開かれた施設としている。
　また、庁舎棟外観は周辺の緑に映える白を基調とした清潔感あふれるデザインとし、メンテナンスデッキや軒先金物等、金物のまち三木に相応しい金属の質感を表現している。また、ふれあい広場を庁舎棟と訓練塔が囲む構成を印象付けるため、訓練塔も金属によるバルコニーなど庁舎棟と一体感のあるデザインとしている。