( - 2021) | 2021.3.15

耐震改修優秀建築・貢献者表彰にて 国土交通大臣賞 耐震改修優秀建築賞を受賞しました。

香川県庁舎東館耐震改修が日本建築防災協会より令和2年度 耐震改修優秀建築・貢献者表彰にて 国土交通大臣賞 耐震改修優秀建築賞を受賞しました。

1958年に竣工した香川県庁舎の東館は、丹下健三初期の代表作。DOCOMOMO Japanによって「日本の近代建築20選」に登録されている、戦後モダニズムを代表する建築です。
防災拠点としての必要な耐震安全性を確保するために免震レトロフィット工法による基礎下免震化工事を行いました。

免震化工事に伴いスラブと共に撤去する低層棟ピロティの玉石をグリッドに区分して保管し、免震化工事完了後、目地の深さを玉石に残っている目地に合わせて復旧することで、
改修工事前の風合いを再現させるなど、その文化的価値を損なわないように留意しています。

更に、単に元の形を保存するだけではなく執務環境の改善を図り、将来に渡り使い続けられる庁舎として持続可能な開発目標(SDGs)に貢献すると共に、県有財産としての価値の向上を図っています。

戦後モダニズム建築の歴史的価値の見極めとそれに即した理想的な補強方法を採用した事例として評価され、受賞しました。



受賞の概要をご覧いただけます(外部リンク)
一般財団法人 日本建築防災協会 へのリンク

香川県庁舎東館耐震改修の詳細
MHSによる免振建物

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