清湘会東砂病院

長い時間を病院で過ごす透析・入院患者が、安心して利用できる快適な治療・療養環境を提供し、患者・家族に真摯に向き合う病院スタッフの労力を軽減し医療に専念できる施設づくりを目指した。
透析室は、患者のストレスを和らげるため、天井高さ3mの明るく開放的な空間とし、透析カウンターには優しい風合いの木目を採用。ベッド上部には、空気の流れが天井から床へゆっくりと一方向に流れる放射パネル空調を採用し、感染症対策とともに空調の気流を感じさせない快適なベッド環境を実現。スタッフエリアは別システムの空調とし、体感温度の異なる患者とスタッフの快適性を両立している。
外観ファサードは、医療法人グループの既存病院のイメージを踏襲した清潔感のある白いタイル壁と縦長のスリット窓との連続によるシンプルなデザインとした。