よこはま港南台地域包括ケア病院

地域包括ケア専門病院(120床)の新築計画である。在宅を基本とした患者が、入院した時のQOL向上について長期に亘り病院の方々と議論を行った。
多床室は、一般的な病院にみられるベッドとデイルームの２か所の居場所だけでなく、病室内デイコーナーを設け患者が質の異なる複数の居場所を選択できるようにした。また、１床室については、窓に向かったベッド配置とし、ホテルライクな見え方になるよう配慮した。
中庭を設けることにより、日の移ろいが感じられる工夫や、プライバシーの確保、見守りのしやすさなど、入院生活に極力潤いが感じられるような計画としている。