国立音楽大学新1号館

Kunitachi College of Music New No.1 Building
東京都立川市

音楽と対話するための舞台装置

学生が個人演習・アンサンブル演習を行うための総合レッスン棟である。音楽のプロを目指す学生達が思う存分技術と感性を磨くことのできる「ハイグレードな音響空間」と、その緊張から解き放たれ、豊かな感性・知性の涵養を育む「リフレッシュできる環境」という両極の空間を近接並置し、学生が限られた時間で集中とリフレッシュを効率的にできるステージとして整備した。
特徴的な階段状の形態は、音響上の各室の立体的なゾーニングや動線を合理的に構築した成果であるが、北側のキャンパスモールや将来構想のキャンパス広場に充分な日照が得られるように配慮した結果でもある。階段形状とすることで各階に屋上庭園を配し、「リフレッシュできる環境」の創出と建設地に元々あった緑豊かな中庭の継承を実現した。
大地震時にピアノ等の重量物が在館者に与える危険性と施設の総合的安全性を考慮し基礎免震構造を採用した。環境配慮として全室南向きのレッスン室や外壁高断熱化、水蓄熱方式空調、太陽光発電、雨水再利用等を採用した。

構造/規模
RC造、S造 / 地下1階、地上4階
延床面積
20,450㎡
竣工年月
2011年5月
受賞歴
  • 2012年 グッドデザイン賞 公共領域のための空間・建築・施設
  • 2012年 The Illuminating Engineering Society of North America Award of Merit 北米照明学会賞
  • 2012年 日本建築家協会優秀建築100選入選
共同設計
音響設計:永田音響、 設計舞台設計:シアターワークショップ、 照明設計:内原智史デザイン事務所

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