慶應義塾大学薬学部 1号館/3号館

No.1 &3 Building, Keio University Pharmacy College
東京都港区

1号館は体育館、学生ホール兼食堂、マルチメディア講堂など、学生教職員の福利厚生施設と外部開放施設が主用途となっている。1号館は大学の正面、芝公園に面した大学の顔となる建物であり、本キャンパス内のアメニテイー空間の中核施設であることから、慶応大学薬学部出身者の原風景となるべく、格調高く快適性の高い施設とした。また、本敷地が東京タワーに面する絶好の景観にあることから、5階屋上を積極的に緑化するとともに、屋上広場を設けて都心キャンパスの貴重な屋外アメニティー空間として整備を行った。

3号館は、ハイテクリサーチセンターやRI実験研究室など、薬科大学として最先端の実験研究施設を備えているとともに、都心型の高層大学施設として、制震構造の採用、入念な家具転倒防止対策など地震時安全性の高い施設とした。
また、GHP空調方式の採用、雨水利用、雨水緊急ろ過滅菌装置による非常時飲料水の確保、実験研究施設として必要な環境対応設備の積極的設置、温かみのある山型ボーダータイルとガラスカーテンウォールによる緑と調和した外観など、環境対応を積極的に行った。

[ 1号館]
構造/規模
RC、S造 / 地下1階、地上5階
延床面積
3,915㎡
竣工年月
2002年 10月
[ 3号館]
構造/規模
S、SRC造 / 地下2階、地上11階
延床面積
9,942㎡
竣工年月
2001年 3月
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