日産テクニカルセンター

Technical Center, NISSAN MOTOR CORPORATION
神奈川県伊勢原市

大スパンに剛性の高いPC構造を採用し、構造と内外装を分離して間仕切りも乾式工法とて、レイアウト変更に追随できる計画とした。積載荷重にも余裕を持たせ、PCを採用して建物の長寿命化を図った。
機械室を集約し、各実験室に、燃料、ガス、排気ガス、蒸気、冷温水、電源棟のインフラを立体的で効率のよい供給を確保した。将来をみこし余裕のある設備スペースを確保した。外部露出配管は建物の美観に配慮して隠ぺいし、セル日配管の為のメンテナンススペースを確保した。
ミーティングルーム、事務室、操作室の連携がしやすい配置とし、執務室は自然採光を取入れ余裕のある通路幅とした。食堂やラウンジは眺望のよい位置に配置した。中間階にも渡り廊下を設け既存建物との連絡を重視し、段差解消に毘沙門リフトを設置した。実験室は、実験監視システムを導入し、また供試体動線の短縮化も図っている。
実験室設備を吊架台と床に収納し、実験室の床や出入口を物や段差のないフラットな床面とした。
屋上に遮音壁を設け、内部においてでも遮音壁やエアタイトドアを採用して、騒音を低減し、周辺環境や他室への騒音配慮を行った。

構造/規模
PRC造 / 地上8階
延床面積
57,606㎡
竣工年月
2008年11月
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