旧 中山競馬場スタンド
former Nakayama Race Course
千葉県船橋市
キャンティレバーによる大屋根の誕生
観覧席の前面に柱を立てず、鉄骨造のキャンティレバーによる大屋根を架け、下部は鉄筋コンクリート造のスタンドとして浮き上がりを防ぐような構造としたもので、その後の公営競技場スタンドの原型となった。観客と管理部門の動線を完全に分離し、観覧席の振動を審判・報道部門へ伝わらせないように大屋根に吊られたゴンドラ階の構造断面などは当時としては斬新で最新のスタンドである。
- 構造/規模
- RC、S造 / 地下1階、地上5階
- 延床面積
- 63,506㎡
- 竣工年月
- 1956年12月 [現存せず]
- 受賞歴
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- 1962 建設業協会(BCS)賞