松田平田設計本社ビル・リノベーション

MHS Head Office Renovation
東京都港区

中小規模オフィスビルにおける環境改修のモデルケース

47年間利用した社屋の再利用を前提とし、環境をテーマとしたリノベーションを行なった。あえて外装はそのままの記憶にとどめ、執務空間に劇的な変化を求め「床を抜く」という手法を用いた。またCASBEE改修Sランクの認証第1号を目標に内外に多様な仕掛けを考案した。
サスティナブルな3つの仕掛け――昭和35年生まれの本館、昭和56年の別館、平成元年の新館の3棟の集合体ビルの改修である。執務環境の変化と環境配慮から3つの仕掛けを考案した。
1. 中心の床を抜く:本館の床を抜き、3層の吹抜空間(コミュニケーションボイド)を作った。トップライトを設け自然の風と光を導くと共に、立体的に動くクリエイティブで快適なオフィス空間とした。
2. CASBEEで考える:次世代の建物にふさわしい環境性能とアメニティの向上を図った。自然換気、屋上緑化、断熱性向上、省エネ機器、構造補強、歴史的表現などにより改修によるサスティナブル建築をめざした。
3. 環境配慮の実験:ヒートアイランド改善する超軽量の(60kg/㎡以下)の屋上緑化システムを開発し、環境省「クールルーフ推進事業」の実データ収集にも協力。ロビーの天井輻射冷暖房システム・氷蓄熱システムやリサイクル素材も採用した。

延床面積
2,842㎡
[ 本館]
構造/規模
RC造
竣工年月
1960年
[ 別館]
構造/規模
RC造
竣工年月
1981年
[ 新館]
構造/規模
S造 / 地下1階、地上8階
竣工年月
1989年
[ リノベーション]
竣工年月
2006年6月
受賞歴
  • 2007年 日本建築家協会優秀建築選入選
  • 2007年 エコビルド賞
  • 2007年 CASBEE評価認証 Sランク
  • 2008年 グッドデザイン賞 オフィス・商業施設、生産施設部門
  • 2008年 日本建築学会選集選定
  • 2009年 BELCA賞 ベストリフォーム部門
  • 2010年 日本建築家協会環境建築賞最優秀賞

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